“Y” 2018.04.02


Yちゃんより感想頂きました

  
限られた時間の中でしたが、とても貴重な経験になりました。
 
ちゃんと写真を撮って頂く経験て成人式以来でした。
 
なので、終始顔が硬直していましたが、納められた写真は自分が思っていた以上に笑っていました。

自分てこんな表情するんだ、って気付くことができ、とっても新しい発見となりました。

素敵な経験をありがとうございました!

Pokoです

 
 
Yちゃんが応募のメールに添付して来た写真は、とても緊張しているように感じられる写真でした。
 
この頃は若いモデルさんからの応募が多かったので、比較的僕と年齢の近い彼女からの応募は、とても新鮮に感じられました。
 
撮影場所は彼女の住んでいる地域の街でという話になっていましたが、前々日くらいに、
「知人に会うかも知れないから変更して貰えないでしょうか?」
と相談を受け、変更することにしました。
 
色々な場所を考えて、最終的に僕の中で川辺にピクニックに行ったような写真にしたくて、埼玉の奥の方のロケ地を提案したら、
「撮影の日は夕方から仕事関係の用事があって遠出はちょっと」
と言われ、
「ああ、一日時間は取れないのか...」
と正直いくらかガッカリしてしまいました。
 
それで、じゃあ近場で豊島園はどうかと提案し、一応それで決まりました。
 
豊島園が10時から開くので、9時半に池袋で集合はどうかと提案すると、
「宿直明けなのでお昼くらいかではダメでしょうか?」
と相談され、全然時間がないなと思いましたが、お昼近くの集合に変更しました。
 
 
当日の朝、
「仕事場に寄らなければいけなくなったので、遅れます。本当にすみません」
と連絡があり、正直な話、僕は結構イライラとしました。
 
昔の僕だったらもうとっくに、
「そんなにやる気がないならもういいです、撮影は辞めにしましょう」
とブチギレているところだと思うのですが、
「これは撮影に対する僕と彼女の意識の差の問題だし、そうした差があるのは撮影とは無縁のYちゃんなのだから仕方がない。これはとても良い縁かも知れないのだから、壊してしまっては駄目だ」
と自分に言い聞かせました。
 
結局、彼女と落ち合えたのは彼女の次の予定まで二時間と迫った頃で、
「もう豊島園に行っていると撮影の時間が全然ないから、池袋の街中で撮りましょう」
と提案して、僕たちは歩き始めました。
 
 
最初に実際のYちゃんを観た時に、僕はその姿にとても好感を持ちました。
 
優し気で落ち着いていて賢そうに見えました。
 
本当は一緒にお茶でも飲んで緊張をほぐしてから撮影をしたい感じでしたが、時間もないので、良いロケーションを探して歩きました。
 
春の池袋の街は、様々な場所に花が咲いていて、彼女の着ているボタニカル柄のワンピースにぴったりで、何かがとても素敵でした。
 
もう大方散ってしまっているであろう豊島園の桜よりも、結果としてずっと良かったと思います。
 
そして、僕は一時間ほどで十分満足な写真を沢山撮りました。
 
 
数日後、僕は仕上がった写真をYちゃんに送りました。
 
するとYちゃんから、
「写真を発表を許諾するかどうか、ちょっと時間を頂いて考えさせて貰えませんでしょうか?」
と相談をされました。
 
ここでもし昔の僕だったら一瞬でブチギレていただろうと思うのですが、そんなことをしても写真がいよいよ出せなくなるだけだと思って、彼女を信じて待つことにしました。
 
そして数日後、彼女から出すことを決心したというメールが届きました。
 
 
今回の写真は、色々な難を乗り越えで出せた写真です。
 
自分なりに今までと違う対応で発表に漕ぎ着けられた写真としても、とても意味のある写真だと思っています。
 
そして、Yちゃんの魅力を春の花々と一緒に表現出来た傑作写真だと思っています。